- せっかく買うなら、中級者になっても使えるメバリングロッドを知りたい。
- 釣りは趣味なので、明確なコンセプトがあるロッドを使いたい。
- 扱いが雑でも折れにくいロッドが欲しい。
と考えていませんか?
メバリングロッドは安いものでは数千円から、高いものでは5万円に迫るモデルがあり、スペック上は違いも分かりにくいため迷ってしまいますよね。
私も、メバリングを始めて15年間、試行錯誤を繰り返し、妻に小言を言われながらも何本もロッドを買い換えてきました。
最終的に私が行きついたのは、ヤマガブランクスというメーカーの、メバリング&アジング向けロッド『ブルーカレント』シリーズになります。
この記事では、ブルーカレントシリーズの中でも、中級者向けラインナップである『ブルーカレントⅢ』について紹介します。
初心者が失敗しないロッド選びについても解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
それではどうぞ
初心者におすすめのモデル:ブルーカレントⅢ74はこちら
メバリングロッドに迷ったら、
ブルーカレントⅢ74を買っておけば間違いないよ。
ロッドメーカー:ヤマガブランクスってどんなブランド?
ヤマガブランクス「YAMAGA Blanks」は、熊本県にある数少ない国産ロッドメーカーで、ブランク設計から巻きつけ、塗装、組み立て、出荷まで全てを国内自社工場で一貫生産しています。
国内で販売されているロッドの大部分は、高級機種を含めて東南アジアでOEM製造されている中、2万円程度~の国産ロッドを販売しているメーカーです。
私が購入したことがあるロッドは、メバリング・アジング向けモデル「Blue CurrentⅡ」、「Blue CurrentⅢ」とシーバス向けモデル「Early」、「Early+」の4機種になります。
いずれも中級機種になりますが、ヤマガブランクスのルアーロッドの売りである「軽く」「よく飛び」「強い」という特徴が良く分かるモデルです。
また、4機種の共通点として、どのロッドも魚を掛けるとよく曲がるので、魚の引きを思う存分楽しめるということが挙げられます。
ヤマガブランクスのロッドは、あまり店舗に置いていない場合も多いため、定期的開かれる展示会などのイベントの機会を活用すると良いでしょう。
>>>HPのイベントサイトはこちら
そんなヤマガブランクスですが、認知度としてはかなり高いメーカーとなります。
Instagramで「#ヤマガブランクス」を検索すると、投稿8.2万件、オフィシャルアカウントのフォロワーは5.4万人で、もちろん私もフォローしてます!
そんなヤマガブランクスのライトゲーム用ロッドについて紹介していきます。
『ブルーカレント』シリーズの主なラインナップ
ブルーカレント製品ラインナップとしては、中級機種のブルーカレントⅢ、上位機種のブルーカレントTZ/NANOの他、プラグモデルや会員限定のモデル(モバイルロッド・季節限定品)があります。
あまり店舗で見かけないため、Amazon、楽天で購入が可能なブルーカレントⅢ、上位機種のブルーカレントTZ/NANOについて簡単に紹介します。
BlueCurrentⅢ(ブルーカレントⅢ)
私はブルーカレントⅡから使用していますが、現在はモデルチェンジしてⅢ(第3世代)となっています。
コンセプトである、リリースポイントの広さ、テンション抜けを防ぐシームレスな曲がり、レスポンス速度の向上については、初心者のトラブルを軽減し、釣りを快適にしてくれます。
また、コストパフォーマンスにも徹底的にこだわっているというだけあり、SiC-S・ステンガイドを採用しながら2万円程度~の価格帯は、他社の海外製ロッドと比較してもさほど高いという印象はありません。
【主な特徴】
- ブルーカレントシリーズとしては入門~中級者向けモデルだが、基本スペックが高く、コスパ◎。
- 実売価格2万円程度~と、他のメーカーでは中級者向けモデルの価格帯になる。
- 最初の一本におすすめのモデルで、中級者にステップアップしても継続して使用可能。
- どのモデルも汎用性が高く、いろいろなリグに対応可能。
- ブランクスのデザインは、装飾に派手さがなく、ブルーのブランクスで落ち着きがある。
BlueCurrent TZ/NANO (ブルーカレント トルザイト/ナノ)
ブルーカレントTZ/NANOを自分で購入したことはありませんが、友人の所有するプラッキングモデルを借用しました。
ブランクに使用したナノアロイ®技術のカーボン素材と、軽量で新次元の糸抜けの良いトルザイトリングガイドを採用した上位機種となります。
トルザイトリングを採用したメジャークラフトのトルザーというロッドも所有していますが、そちらと同様、非常にパリッとしていて、シャープな印象を受けました。
キャスト時のライン抜けも良く、飛距離はブルーカレントⅢの一歩上を行っている印象で、ヤマガブランクスのロッドらしく気持ちよく曲がりこんでくれました。
私個人としては、今のロッドも気に入っていますが、次に買うなら間違いなくブルーカレントTZ/NANOです。
【主な特徴】
- ブルーカレントシリーズの上級者向けフラグシップモデルで、ジグヘッドリグやプラグなど専用の用途に特化したスペシャルチューンモデルになっている。
- 実売価格3万円台中盤~と、他のメーカーのフラグシップモデルと同価格帯になる。
- ●●専用モデルを謳っているため、ステップアップして自分の釣りに合わせた一本をセレクトするのに向いている。
- ブランクスのデザインは、こちらも装飾の派手さがなく、ブラック+ゴールドで落ち着きがある。
メバリング初心者におすすめの1本:ブルーカレントⅢ74
メバリング初心者向けロッドのラインナップの中から、まず最初に買うべき機種として、「ブルーカレントⅢ74」をおすすめします。
『ブルーカレントⅢ 74 – ほぼ全てのライトゲームメソッドとシチュエーションをカバーするオールラウンドモデル』
ライトゲームのターゲットを、様々なシチュエーションで多彩なリグを駆使して楽しむ為の、シリーズ中核をなすオールラウンドモデル。
74というレングスを感じさせない取り回しの良さで、ジグヘッドやシンカーキャロ、軽量メタルジグやプラグなど、ライトゲームで用いる主要なメソッドを意のままに操作し、10mを超える水深でも損なわれない高感度性能で、繊細かつテクニカルにターゲットを誘い出します。キャスト時のブレが抑えられ収束スピードの上がったシャープなブランクながら、ヒット後はロッド全体でしっかりと追従し、小型のアジ・メバルから良型クラスまでスムースなベンドカーブを描き「曲げて獲る」醍醐味をより一層味わえる、BLCⅢのスタンダードモデルと呼ぶに相応しい1本です。
>>>引用元:公式HPより
中級者向けのモデルは基本的に汎用性が高のが特徴ですが、その中でも、「ブルーカレントⅢ74」は硬さ・張りと強さのバランスが全モデルのど真ん中にあり、非常に万能性が高いロッドです。
ジグヘッド、プラグ、メタルジグ、フロートなど様々なリグに対応しており、アジング・メバリングのどちらでも使いやすいモデルとなります。
【スペック詳細】
■継数:2pcs(逆並継) ■カーボン:92.1%
■ガイド:SiC-SステンフレームKガイド仕様(Fuji)
■リールシート:VSS16(Fuji)
■グリップ寸法:a.280mm / b.345mm
※a.リール装着時のフット位置からグリップエンドまでの長さ / b.ハンドル全長
●推奨ターゲット:アジ・メバル・他なんでも
●推奨ルアー:ジグヘッド・各種リグ・小型プラグ・小型ジグ
●推奨フィールド:港湾部・磯・河口・サーフなど
●適合リール:D社 LT1000~2500C / S社 1000~C2500
ブルーカレントⅢ74の特徴(メリット・デメリット)
【デメリット】
- 汎用性が高い中級機種のため、例えばジグヘッドリグに特化した釣りなどは、上位機種の専用モデルTZ/NANOと比較するとフィット感が落ちる。
- 他メーカーの入門機種(1万円前後~)と比較すると、SiC-SステンフレームKガイド仕様(Fuji)などグレードの高い部品を使用しており、快適な分、割高(2万円~)となる。
【メリット】
- メバル向けの機種だが、アジングでも問題なく使用可能である。
- 15cm以上のメバル・アジとファイトすると、ロッドが良く曲がるので釣りが楽しめる。
- 大型のメバルでも問題なく魚を浮かせるバットパワーがある。
- PEラインを使用することで、さらに汎用性が高いタックルセッティングができる。
- 色々なリグに対応する汎用機種のため、これ一本でいろいろな釣り場、釣り方にレベルで対応できる。
- 初心者のステップアップとして、このロッドをベース機種として使用しながら、自分の釣り合わせて上位の専用機種を揃えていくという運用がおすすめ。
初心者が最初の一本に選ぶなら、汎用性が高く、基本性能がしっかりしたロッドを選ぶことが何より重要です。
口コミ
Instagramより
ブルーカレントⅢ74が合う人、合わない人
【ブルーカレントⅢ74が合わない人】
- 中級機種の価格帯のため、とにかく初期投資を押さえたいという方。
- 子供や小柄な女性が使う。⇒ワンランク短い、ブルーカレントⅢ69をおすすめ
【ブルーカレントⅢ74が合う人】
- 状況に合わせて色々なリグを試してみたい方。
- 同じポイントだけではなく、色々な場所へ釣りに行きたい方。
- 初心者からスキルアップして、メバリングを上達したい方。
あれも、これもやりたい!っていうアンテナが高い人に特にオススメです。
購入方法
ヤマガブランクスのオンラインショップからは、ロッドの販売を行っていません。(ギア、限定品のみ取り扱い有り)
また、釣具店の店舗ではそもそも扱っていなかったり、扱っていても自分が欲しい機種が無かったりするため、基本はAmazon、楽天などのネット通販での購入となります。
参考として、取り扱い店舗、オンラインショップ会員登録のページも紹介します。
>>>取扱店舗
>>>YAMAGA Blanksオンラインショップ 会員登録ページ
破損時の保証・免責について
ヤマガブランクスのロッドは2年保証となっており、保証金額はロッドによって異なります。
また、公式によると、修理期間はおおむね4週間となります。
今回は、ブルーカレントⅢの免責金額(修理代金のうち自身で負担する金額)を紹介します。
例:保証書の免責金額が11,000円、修理代金が15,000円になった場合=11,000円+送料を負担
①セクション交換修理:11,000円
破損した部分のセクション(穂先側もしくはグリップ側)のいずれかを新規で製造して交換します。
②部品再利用修理について#1:8,000円、#2:9,100円
ガイドやグリップ部分の再利用可能な部品を新しいブランクへ移植する修理方法で、ティップ側が#1、グリップ側が#2となります。
まとめ
最後に、本記事の内容をおさらいします。
今回は、ヤマガブランクスから発売されている、メバリング初心者におすすめのロッド「ブルーカレントⅢ74」について紹介してきました。
「ブルーカレントⅢ74」は非常に汎用性が高く、初心者でも快適に使えるため、メバリング・アジングなどのライトゲーム全般で活躍するロッドになります。
色々な釣り場に出かける方、色々なリグを使って楽しみたい方、初心者がステップアップするのに最適なロッドになります。
入門機種と比べると若干割高ですが、それだけの価値があるロッドになりますので、ぜひ購入してメバリングを楽しみましょう。
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