ルアーに限らず、釣りはポイント(釣り場)選びが全てといっても過言ではありません。
釣れるポイントに釣れるタイミングで入ることができれば、例え初心者であっても良い釣りができる可能性がぐっと高まります。
逆に難しいポイントでは、例えプロでも・・・
- どこのポイントが今釣れているのか知りたいけれど、SNSを見ても分からない。
- 事前に確認していた天気予報が外れて、ポイントについたら荒れて釣りにならない。
- 釣りに行く前の事前情報をもっと効率的に調べる方法を知りたい。
と悩んでいる方に向けて、ここ15年間、時間さえあれば釣りに行っている私が、日々の情報収集に実際に使っているツールをご紹介します。
無料でも十分に使える、本当に有用なアプリ&ウェブサイトですので、迷いがちな釣り場選びをばっちりサポートしてくれます。(もちろん、課金するとさらに便利ですよ)
あれこれ調べて釣りの準備をするのも、釣りの楽しみの一つですよね。
もっとマニアックなサイトもありますが、今回は初心者向けです。
【無料】初心者向けの釣り用アプリ&Webサイト
私はサラリーマンアングラーなので、最近のガソリン高騰で交通費が気になっちゃいます。
また、家庭もあるため釣りに使える時間は貴重な自由時間です。
せっかく釣りに行ったのに外しちゃったら、結構へこんじゃいますよね
今回おすすめのツールは全て無料で使えますので、ばっちり準備して釣りを楽しみましょう。
釣行計画を立てるのに最低限必要な情報は、主に①気象情報と②釣果情報になります。(海釣りを前提にしています)
具体的には以下の項目になります。
- 天候(晴れor雨など)、降水量、気温
- 風速、風向き
- 波高
- 潮汐グラフ:満潮、干潮の時間や潮位
- 釣行エリアの最近の釣果情報
- 付近の有名釣り場
これらを確認し、釣行エリアの絞り込みや雨具・防寒着など準備しますが、ルアーフィッシングがメインのアングラーにとって最も重視するべきなのは、風速と波高です。
安全にも関わってきますので、風速と波高は必ず複数のツールでチェックしましょう。
ターゲット別で行くと、メバリングやアジングといったライトゲームでは軽量リグを使用するため、強風ではとても釣りになりません。
重めのルアーを使用するシーバスやサーフゲームは、ある程度の風でも釣りができますが、波の高さや波のピッチによっては、ルアーが流されたり、底荒れにより釣りにならない場合があります。
特に初心者のうちは、下記の気象条件を目安に、釣行の可否を判断するのが無難です。
- ライトゲーム(メバル・アジ):風速4m以下
- シーバスゲーム:風速7m以下
- サーフゲーム(ヒラメ・マゴチ):風速10m以下または波高3m以下
初心者の方は、強風の日はライントラブルが頻発したり、ルアーが流されて何をやっているか分からないといった状況に陥ります。
そんな状況で釣りをしても楽しめませんし、何より危険ですので、釣行を控えましょう。
もちろん、上級者は対応できるケースもありますが、上級者ほど安全にはシビアなため、撤退の決断が早いのが特徴です。
無理せず安全に釣りを楽しもう!
上級者ほど安全に対する意識が高いよ!
①おすすめ気象情報アプリ:タイドグラフBI
タイドグラフBIアプリのメリット
- 無課金でも十分な情報量がある。
- サクサク動作し、バナー広告なので、広告が気にならない
- このアプリ一つで、天気・気温・雨量・風向・波高・潮汐グラフといった必要な気象情報がすべて入手できる。
- これらの気象情報は3時間ごとのため、釣行計画を立てやすい。
- 魚の活性を示すBI値が表示され、魚の食いが立つ時合が想定できる。
- マイポイントを登録すれば、よく行く釣り場の情報をすぐに入手できる。
- マイポイントに登録できる地点が大量にあり、釣り場の近くを指定できる。
- 雨雲レーダー(10分毎)情報、風レーダー(30分毎)情報を視覚的に確認できる。
タイドグラフBIアプリのデメリット
- 翌月以降のデータを閲覧するには、月額120円を課金し、「タイドグラフサポーター」になる必要がある。
- そのため、月末で釣行日が月をまたぐ(7/31~8/1など)場合は、0時を過ぎないと8月分が表示できない。
- 水の濁りなどの情報が反映されないため、BI値は参考程度となる。
タイドグラフBIアプリの使い方
今回紹介するアプリの中で情報収集のベースとなり、最もオススメなのが「タイドグラフBI」になります。
アプリの使いやすさ、情報量ともに高く、課金額が月120円と手頃なため、非常におすすめできるアプリです。
ただし、気象予報はアプリによって結構違うため、釣行前は必ず複数のアプリで確認してください。
私は普段使い用のヤフー天気や次に紹介するWINDYと併用しています。
②おすすめ気象情報アプリ:WINDY
WINDYアプリのメリット
- 確認したいポイント(釣り場)をピンポイントで設定できる。
- 風向、平均風速、最大瞬間風速、気温、海水温が確認できる。
- 特に海水温はこのアプリ独自で、魚の活性を想定できる。
- これらの気象情報は3時間ごとのため、釣行計画を立てやすい。
- 10日間の予報を入手でき、次週の釣行計画を検討できる。
- 風レーダー(3時間毎)情報を視覚的に確認できる。
WINDYアプリのデメリット
- オフライン機能や複数の気象モデルのデータを閲覧するには、年間6,800円(月額566円)または、買い切り18,800円の課金が必要である。
- 他のアプリと比較し、風速が大きめに表示される傾向がある。
WINDYアプリの使い方
元々はサーファー向けに開発されたアプリですが、無料版でも十分な情報量があり、おすすめできます。
私はドローン撮影もしますが、このアプリは風速が安全側に表示される(経験上)ため、必ず確認するようにしています。
また、4月~5月や11月~1月は海水温によって、ヒラメやマゴチ、シーバスといったターゲットのルアーへの反応が変わるため、このアプリが役立ちます。
このアプリだけでOKとはなりませんが、オンリーワンの特徴があるため、ぜひタイドグラフBIと併用してください。
③おすすめ釣果情報アプリ:アングラーズ
アングラーズアプリのメリット
- 都道府県や川名・湾名、魚種など色々な絞り方で釣果情報を確認できる。
- 釣れる魚や時期といったシーズナルパターンを調べることができる。
- 気になるアングラー、エリアをフォロー可能で、釣果情報を検索できる。
- 釣果登録は、釣れた時間、場所、潮位の記録が可能で、自分の釣果データを詳細に記録し蓄積できる。
- ボウズの場合でも、自分だけ閲覧可能なメモを登録できる。
- 釣船、船宿での検索もできるため、船釣りの情報収集もできる。
- 色々なイベントがあり、賞金をもらえたり、「アングラーズマイスター」に当選すると年間120万円が費用支給される。
- Instagram、Twitter、YouTube、Tik Tok、Facebook他のSNSやブログと連携できる。
アングラーズアプリのデメリット
- 釣れたポイントがエリアでしか示されないため、具体的に〇〇漁港で釣れているという情報がなく、自分で探す必要がある。
アングラーズアプリの使い方
アプリ名のとおり、釣果情報専用のSNSとなります。
どのSNSでも、商業目的でやっている船宿や釣り公園でもない限り、例え超有名釣り場であろうとも、具体的なポイントが掲載されるケースは稀です。
釣りという遊びの都合上、仕方がないことですよね。
このアプリは、自分が掲載した釣果は、さっくり〇〇エリアといった形で整理されるため、詳細なポイントが晒される心配はありません。
超有名ポイントの場合は、河口などと書き込みしているケースもありますが、実際に釣れる詳細なポイントは自力で探す必要があります。
次に紹介する「釣りTiKi東北」など、有名釣り場情報を参考に、絞り込んでください。
④【東北限定】おすすめ釣り場情報サイト:釣りTiKi東北
釣りTiKi東北のメリット
- 東北6県の有名ポイント(漁港)を「身近な釣り場」のページで調査できる。
- 各釣り場のターゲットや釣り方、詳細なポイントを昼夜別に確認できる。
- 比較的足場がよいポイントが多く紹介されており、初心者向けである。
- 駐車場やトイレの位置も分かるため、子供連れや女性は事前にリサーチが◎。
- プロやスタッフの「釣行記」で旬の釣りモノが調査できる。
- 震災で被害を受けた各漁港の復興状況の記事がある。
釣りTiKi東北のデメリット
- 釣り場情報があまり更新されておらず、立ち入り禁止などの情報が反映されていない場合がある。
- 初心者向けのポイントが多いため、混雑や釣り荒れが目立つ。
釣りTiKi東北の使い方
サイト名のとおり、東北限定の釣り情報サイトになります。
私は、主に他県に釣りキャンプで遠征する際に、あまり移動間をかけずに入れるポイントを探すために利用しています。
足場が安全で、かつ車で入れる釣り場がメインに紹介されているため、初心者やファミリーフィッシングを検討している方に、特におすすめです。
ただし、ポイント情報はあまり更新されていないため、特に震災で被害を受けた漁港については、状況が変わっていることがあります。
そのため、いくつかの釣行プランを計画しておくと安心です。
どこも有名ポイントだけに、色々な人が来ますので、ゴミを持ち帰るなどマナーの徹底をお願いします。
まとめ:便利ツールを使って事前リサーチをしよう!
今回は、特に海釣りの釣行計画を立てるのに必要な情報を収集するのに便利な、アプリとWebサイトを紹介しました。
どれも私が実際に使用しているツールで、この4つのツールだけでも無料で最低限必要な情報を十分収集することができます。
事前のリサーチを効率的・効果的に行うことができますので、ぜひインストール&ブックマーク登録して使ってみてください。
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