メバリングやシーバスなど、ルアーフィッシングの記事を書くと、どうしても専門用語が多くなってしまいます。
そこで、ルアーフィッシング初心者の方向けに、シーンごとに検索できるルアーフィッシング用語集を作成しました。
主にソルトルアーに関する用語をアングラー目線でまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
ただの用語の解説だけでなく、釣り人目線の「ワンポイントメモ」も記載しました!
釣り道具に関する用語
タックル全般、ロッド、リール、ラインに関する用語をそれぞれ解説しています。
タックル全般
・タックル
ロッド、リール、メインライン、ショックリーダー、スナップ、ルアーなど、魚を釣るために必要な道具一式のこと。
グローブやサングラス、ラインカッターなどは(フィッシング)ギアと呼んで区別する。
・ロッド/ルアーロッド
ルアー釣り用のリールが付けられる竿のこと。
ヘラブナ釣りや磯釣りなど、餌釣り用の竿は、「へら竿」や「磯竿」と呼んで区別する。
・リール
ロッドに付けてラインを巻き取る道具。
主な種類は、スピニングリール、ベイトリール(両軸リール)、スピンキャストリール。
・ライン
ルアー釣りに使う釣り糸のこと。
PEライン+ショックリーダーなど、別のラインを接続するシステムを採用する場合、PEラインをメインラインという。
・タモ/(ラインディング)ネット
魚をすくう網のこと。
魚をすくうことをネットインと呼ぶ。
釣り場の足場の高さに合わせて、柄の長さを選択する。
・ZION(ザイオン)
ダイワ社が開発したカーボン樹脂のことで、リールに採用されている。
・CI4+
シマノ社が開発したカーボン繊維のことで、リールやリールシートに採用されている。
・シンカー
ルアーに付ける重りのこと。
バレット(弾丸)型、ビーンズ(豆)型などの形状や、鉛、タングステン(高価)などの素材がある。
ロッド関連
・ブランクス
ロッドの棒状の部分。
主な素材はカーボン繊維やグラス繊維が主流だが、一部でバンブー(竹)やボロン(ホウ素)繊維のロッドもある。
・ガイドリング
ロッドの部品で、ラインを通すリングの部分。
主なリングの素材は、価格順に上からトルザイト・SICガイド・アルコナイト・ハードガイドがある。
・ガイドフレーム
ガイドリングとブランクスを繋げる足の部分のこと。
主なフレームの素材は、価格順に上からチタン・ステンレスがある。
ダイワ(グローブライド)社からカーボン製のAGS(高価)も販売されている。
主な形状は一本足のATガイド、2本足のKLガイドがある。
・リールシート
ロッドにリールつける部分のこと。
主な素材はABS樹脂とカーボンがある。
一部、渓流用として、カスタム向けでウッド素材のものも販売されている。
・セパレートグリップ
ロッドのグリップ部分(リールシートとロッドエンド)が、分割(セパレート)され、軽量化されているグリップ。
リール関連
・スプール
リールのラインを巻く部分のことで、スプールのみでも販売もされている。
特に釣り場まで移動時間がかかる場合、予備ラインを巻いておき、トラブル時の替えスプールとして携行するアングラーも多い。
・ドラグ
魚の引きでラインを切られないように、ある程度の負荷がかかったら滑り出しラインを放出する機構。
一般的にスピニングタックルと比較するとベイトリールはドラグ性能が低い。
・ベールアーム
スピニングリールのラインをスプールに巻き取るためにライン角度を変える機構。
・ラインローラー
スピニングリールのベールアームの付け根にある回転する部品。
スプールにラインを巻き取る際に発生する糸よりを戻すための機構。
下位機種では樹脂製のスペーサ、中級機種以上ではボールベアリング(よりスムーズに回転)で支持されているケースが多い。
・クラッチ
ベイトリールのスプールをフリーにてラインを放出する機構。
・メカニカルブレーキ
ベイトリールについている、スプールの回転を抑えるブレーキ。
スプールのガタつきが無くなる程度まで締めこむのが一般的で、最近ではゼロブレーキセッティングと呼ばれている。
・遠心ブレーキ
ベイトリールについている、スプールが高回転した時に、ブレーキシューに働く遠心力を利用したブレーキ。
主にシマノ製のリールに採用されている。
・DC(デジタルコントロール)ブレーキ
シマノ製のベイトリールに搭載される、スプールの回転によって発生した電流により、コンピュータが自動制御するブレーキ。
DC音と呼ばれる、独特のキャスト音が発生する。
・マグネットブレーキ
ベイトリールについている、スプールが回転する時に発生する磁力を活用したブレーキ。
ダイワ製、アブガルシア製のリールや、ベイトフィネスリールに多く採用される。
・マグシールド
ダイワ製の防水機構で、磁気を帯びた「マグオイル」でパッキンし、防塵・防水性能を高めている。
リール本体やボールベアリングに採用され、最近では比較的安価なモデルにも搭載されている。
ライン関連
・ナイロン
ラインの材質で、ライン自体の伸びがあり、水よりは比重が大きく、ゆっくりと沈むのが特徴。
他の材質のラインと比較すると安価だが、比較的軟らかく扱いやすい。
吸水して劣化してしまうので、頻繁に交換するのがベター。
・フロロ(カーボン)
ラインの材質で、ライン自体の伸びは少しあり。比重が大きく、沈み込みが早いのが特徴。
ナイロンより高価でPEよりは安価だが、硬いため特に冬場は扱いには慣れが必要。
吸水劣化はないが、岩などに擦れると白く傷が入るため、見た目で交換するのがベター。
・PE
ラインの材質で、ポリエチレンをより合わせたライン。比重が水よりも小さく、水に浮くのが特徴。
他の材質のラインより高価で、表面のコーティングによって硬い商品や軟らかい商品がある。
吸水劣化はないが、コーティングが色落ちしたり、毛羽立ちにより強度劣化するため、見た目で交換するのがベター。
単位系
ルアーフィッシングでは、今でもヤード・ポンド法で表記しているケースが多いため、単位系について解説しています。
・ポンド(lb)
重量の単位で1ポンド=約454gとなる。
ルアーフィッシングでは、ラインの強度表記として使用される。
・オンス(oz)
重量の単位で1オンス=約28.25gとなる。
ルアーフィッシングでは、ルアーやシンカーの重量表記として使用される。
・号
日本釣用品工業会が定める釣り糸の太さの単位で、1号=0.165㎜となる。
同じ号数のラインでも、素材によって強度が異なる。ナイロンラインの場合、1号=4lbとなる。
・フィート
ヤード・ポンド法に基づく長さの単位で、1フィート=12インチ=30.48㎝となる。
ルアーフィッシングでは、ロッドの長さ表記として使用される。
・インチ
ヤード・ポンド法に基づく長さの単位で、1インチ=2.54㎝となる。
ルアーフィッシングでは、ロッドやルアー(ワーム)の長さ表記として使用される。
ルアーに関する用語
ルアーの種類関連
ルアーの種類やアクション、フックやウエイトについて解説していきます。
・ジグヘッドリグ
ジグヘッド(ヘッド部分にオモリがついた針)にワームなどのソフトルアーをセットしたリグ(仕掛け)のこと。
シンプルなので初心者でも使いやすい。
・ペンシルベイト
細長い形状で、水に浮くトップウォータープラグの一種。
水面をドッグウォークさせたり、ダイビングさせて小魚を演出し、バイトを誘うルアー。
・シンキングペンシル
ペンシルベイトの派生形で、水に沈む細長い形状のプラグ。
シーバス用商品が多く、ゆっくりただ巻きで、小魚やバチなどのベイトを演出し、バイトを誘うルアー。
・ポッパー
大きく口が開いた形状で、水に浮くトップウォータープラグの一種。
ポッピングやスプラッシュアクションで、ポップ音やバブルを発生させ小魚や昆虫などのベイトを演出し、バイトを誘うルアー。
・クランクベイト
リトリーブでリップに水を受けて潜行し、ウォブリングとローリングアクションを発生させるプラグ。
主にブラックバスやエリアトラウトで、食性やリアクションのバイトを誘うルアー。
・ミノー
その名の通り、小魚(minnow)に似せたプラグ。
シンキング・フローティングに、ルアーサイズ・リップの長さなど、色々な商品が発売されている。
メバル・渓流・バス・シーバスなど様々なターゲットが対象で、ただ巻き・トゥイッチ・ジャーキングと色々なアクションでバイトを誘うルアー。
・ウェイクベイト
水面直下を引き波を立てながらスローにリトリーブできる表層ゲーム向けのプラグ。
トップには出来らない魚に対し、リトリーブでアピールしながらバイトを誘うルアー。
・メタルジグ
鉛やタングステンなどの金属性で、キラキラと光の反射させながらバイトを誘うメタルルアー。
メバル・アジ向けのキャスティングモデルから、外洋向けのジギングモデルまで、様々な商品が販売されている。
・ビッグベイト(ジャイアントベイト)
40gを超えてくる大型の魚型ルアーで、ハードマテリアルとソフトマテリアルのルアー(ハイブリッドも)がある。
高価なルアーが多く、ロスト時のショックは大きいが、最近ではシーバス向けで盛り上がりを見せる。
専用タックルが必要になるケースが多く、中毒性が高いため、季節によってはビッグベイト一本のアングラーも少なくない。
・パイロットルアー
釣りを開始して一番最初に投げるルアーのこと。
初場所などで状況リサーチのために使用する熟練度が高いルアーで、シャローレンジのルアーがおすすめ。
ルアーアクション関連
・ドッグウォーク
水面でルアーが左右にクビを振るように演出するアクション。
リズムよく連続トゥイッチを行うが、リトリーブで自動ドッグウォークするルアーも販売されている。
・スプラッシュ
水面で、ルアーのカップやペラで水しぶきをあげるように演出するアクション。
・ポップ音
ポッパーのカップを利用して、ポコッポコッと音を出して誘うアクション。
ルアーの付属品・機構関連
・アイ
ルアーについている、ステンレス鋼線のリング部分。
ラインを直接結んだり、スナップを付けるアイや、フック(スプリットリング)を付けるアイがある。
・スプリットリング
アイとフックをつなぐステンレス鋼線の接続金具のこと。
・フック
ルアーに付ける釣り針のこと。
針の本数によって、シングルフック・ダブルフック・トレブルフックがある。
・バーブレス
針の先端についている「かえし」(バーブ)が無いフックのこと。
管理釣り場ではバーブレスがレギュレーションになっており、リリース前提の釣りで採用される。
手返しを早くするため、「かえし」をペンチでつぶしたり、通常より小さいセミバーブレスのフックを採用するケースもある。
・固定重心
ルアー内部のウエイト(鉛やタングステンのおもり)が固定され動かない機構のこと。
飛距離は控えめだが、着水後すぐにルアーがアクションする。
・移動重心
ルアー内部のウエイト(鉛やタングステンのおもり)がルアー後方に稼働する機構のこと。
飛距離がでるが、着手後にルアーをあおり、ウエイトを前方に戻すことで設計したアクションが出る。
LBOやスプリング式、マグネット式などメーカーによってさまざまな機構がある。
動作に関する用語
キャスティング関連
・キャスト/キャスティング
ロッド、リールを操作し、ルアーをポイントまで投げること。
・オーバーヘッドキャスト
ルアーを頭上で振りかぶることでロッドを曲げてキャストするキャスティング方法。
おかっぱリルアーフィッシングの最も基本的なキャスティング方法。
・アンダーハンドキャスト
ルアーを体の下方から振り上げることでロッドを曲げてキャストするキャスティング方法。
ボートキャスティングや上に樹木がある場合に使用する。
・サイドハンドキャスト
ルアーを体の横で振ることでロッドを曲げてキャストするキャスティング方法。
ルアーがポイントまで低い弾道で飛ぶため、風の強い日に使用する。
・スリークォーターキャスト
ルアーを体の斜め45度に振りかぶることでロッドを曲げてキャストするキャスティング方法。
サイドハンドキャストとオーバーヘッドキャストの中間の特性がある。
・ピッチング
ルアーをロッドと反対の手で持ち、ロッドの反発を出してキャストするキャスティング方法。
近距離のポイントに手返し良くルアーを打ち込むために使用する。
・フリッピング
ロッドを上⇒下⇒上と振り、ルアーの遠心力でロッドを曲げてキャストするキャスティング方法。
主に渓流などポイントが近く、上に樹木があるポイントや、風が強い日に低弾道でルアーを打ち込むために使用する。
・スキッピング
サイドキャストでルアーを水面を水切りさせ、オーバーハングした木陰などにルアーを送り込むキャスティング方法。
主にブラックバスなど、日中に木陰に身を隠す習性の対象魚を狙うために使用する。
・サミング
ベイトリールでキャスティングする際、親指でスプールを押さえてラインの放出を抑え、ルアーを目的のポイントに落とすこと。
・フェザーリング
スピニングリールでキャスティングする際、人差し指でスプールエッジを押さえてラインの放出を抑え、ルアーを目的のポイントに落とすこと。
ロッドアクション関連
・トゥイッチ
ロッドの竿先を数十㎝弾くように軽くあおることで、ルアーにイレギュラーな動きを演出するロッドアクション。
ラインスラッグを弾くように行うことで、きれいにルアーがスライドする。
・ジャーク
ロッド全体を利用し、トゥイッチよりも強く(竿先を1m程度)あおることで、ルアーにイレギュラーな動きを演出するロッドアクション。
・ロッドワーク
ロッド操作のこと。
ルアーを持ち上げて根がかりを回避する、サーフでラインをさばいて波をかわす、ファイト中に魚を誘導するなどのシーンで使う。
ルアー操作関連
・リーリング/リトリーブ
正確には、リールを巻くことを「リーリング」、ロッドでさびくなどしてルアーを動かすことを「リトリーブ」という。
リールを使用するルアーフィッシングでは、同じ意味合いでリールを巻くことを指すケースが多い。
・ステディリトリーブ/ただ巻き
リールを一定速度で巻いて、ルアーを規則的にアクションさせること。
・ストップ&ゴー
リトリーブとストップを織り交ぜ、ルアーを止める(ポーズ)ことで、食わせの「間」をつくるルアーアクションのこと。
・ミディアムリトリーブ
リールを1秒間に1回転~2回転程度のスピードで巻いてルアーをアクションさせること。
・ファストリトリーブ
リールを1秒間に2回転以上のスピードで早めに巻いてルアーをアクションさせること。
・スローリトリーブ
リールを1秒間に1回転以下のスピードで遅めに巻いてルアーをアクションさせること。
・デッドスロー
スローリトリーブよりもさらに遅く、1秒間に0.5回転以下のスピードで巻いてルアーをアクションさせること。
・フォール
シンキングタイプのルアーを水中に沈めること。
フォール速度はルアーの材質、形状、浮力、サイズ、ラインの材質・太さ、潮の流れ、風などによる。
・カーブフォール/テンションフォール
ルアーをキャストして着水後にラインを押さえ、ラインテンションをかけながら沈めること。
円弧を描くようにカーブしながらルアーがゆっくりフォールし、フォール中のバイトを感じやすい。
・フリーフォール
ルアーをキャストして着水後にラインを自由に放出させ、テンションをかけずに沈めること。
ルアーがほぼ着水点の真下に素早くフォールするが、テンションがないためフォール中のバイトを感じにくい。
・カウントダウン
ルアーをキャストして着水後にカウントし、意図したレンジに沈めること。
通常はカーブフォールさせながらカウントし、レンジを合わせたら速やかにルアー操作に移る。
魚とのやりとり関連
・ファイト
魚が掛かってから、釣り上げるまでのやり取りのこと。
・井上ファイト
ジャンプライズ社の井上友樹プロのファイトスタイルのこと。
身体全体を使って、フッキング後に魚の頭を自分に向けさせたまま、魚を反転させずに一気に寄せ切るパワーファイト。
ドラグをほとんど出さないため、ファイトの反動に耐えられる筋力とタックルバランスが必要となる。
・バイト
魚がルアーに捕食・威嚇の目的や、反射的にルアーにアタック(攻撃)してくること。
ロッドの穂先や手元にアタリとして伝達する。
・リアクションバイト
根がかりが外れた時やロッドアクションによりルアーが不規則な動きをした際、魚が反射的にルアーにバイトすること。
捕食目的ではないため、餌釣りにはないルアーフィッシングの特徴的なバイト。
・フッキング(アワセ)
ルアーにバイトしてきた魚に、フックを貫通させるためにロッドをあおったり、リールを早巻きすること。
リールによるアワセを巻きアワセと呼ぶ。
・追いアワセ
ファイト中に追加でアワセを入れるロッドアクションのこと。
軟らかいロッドを使用する場合や、ラインスラックがあってフッキングパワーが伝わらない場合に行う。
また、嚙む力が強い魚(シイラなど)はフックが口に刺さっていない場合もあるため、複数回行う。
・エラあらい
特にシーバスなどがファイト中にフックを外そうと、水面やジャンプ中に首を振りながら暴れること。
高水温期に特に顕著で、バイブレーションなどの重量があるルアーは反動で外れやすい。
・ランディング
寄せてきた魚をネットやフィッシュグリップなどで取り込むこと。
バスの口に親指を入れてハンドランディングする際は、フックに注意する。(特にトレブルフック)
釣り場に関する用語
水深、ポイント、水質について解説していきます。
水深関連
・レンジ/タナ
ルアーを泳がせる水深のこと。
魚種によってはルアーレンジにシビアな状況もあり、深いレンジを泳がせることをレンジを入れると表現する。
・ディープ
船道や河川の流心など、他の場所と比較して水深が深い場所のこと。
・シャロー
かけ上がりの上部や、土砂の堆積箇所など、他の場所と比較して推進が浅い場所のこと。
夜間や潮位による時合いに、ベイトを追って魚がシャローにさしてくるため、よく釣れるポイントとなる。
・サーフェス/表層/トップレンジ
水面付近のこと。
表層直下(水深0㎝~10㎝程度)のレンジをサブサーフェスという。
・ボトム
水深にかかわらず、水底のこと。
ポイント関連
・ブレイク/かけ上がり
斜面や崖など、水深が急激に変化する場所のこと。
魚の回遊ルートとなるため、よく釣れるポイントとなる。
・ストラクチャー
岩や海藻、枯れ木などの障害物のこと。
魚の隠れ家となるため、よく釣れるポイントとなるが、根がかりに注意が必要。
・明暗
橋脚部など、照明が当たる部分と影になる部分との境目のこと。
主に影の部分にフィッシュイーターが隠れ、明るい部分を通るベイトを捕食するため、よく釣れるポイントとなる。
・ヘチ
堤防や岸壁の護岸沿いなどキワのこと。
・潮目
河川や潮流の流速差や風などにより発生する境目のことで目視で確認できる。
潮目沿いに魚が回遊するため、太い潮目はよく釣れるポイントになる。
・反転流
堤防の先端付近や川の岩などの障害物付近にできる本流とは逆向きの流れ。
流れてきたベイトが溜まりやすいため、よく釣れるポイントになる。
・インレット
池や管理釣り場などに水が流入する場所のこと。
酸素供給量が多いため、よく釣れるポイントになる。
・アウトレット
池や管理釣り場などから水が流出する場所のこと。
ベイトが溜まりやすいため、よく釣れるポイントになる。
・バックウォーター
ダムや湖などに流れ込む河川の流入部分のこと。
ベイトの流入や酸素供給量が多いため、よく釣れるポイントになる。
・ハードボトム
底質が砂利や岩盤など硬い地質の場所のこと。
甲殻類が溜まりやすく水質が安定していることから、よく釣れるポイントになる。
また、河川の岩盤部はスリットに魚が定位する。
水質関連
・クリアウォーター
透明度が高い水質のこと。
酒のジンのように無色透明な状態をジンクリアと呼ぶこともある。
サイトフィッシングが楽しめるが、魚がルアーを見切りやすい。
・マッディーウォーター
濁りがあり、透明度が低い水質のこと。
シーバスなど側線が発達した魚はルアーへの反応が良いが、目立つように派手なカラー(チャートなど)を使いたい。
・ステインウォーター
濁りはないが、タンニン色(醤油のような赤黒っぽい色)や白色、緑色などの色がついた水質のこと。
水色に合わせたルアーカラーの反応が良いことが多い。
・澄み潮
冬季などプランクトンが少なく、透明度が高い潮色のこと。
魚を目視できるが、スローリトリーブに反応がないことが多い。
・水潮
大量の雨が降り、河川から淡水が海に流れ込んだ状態のこと。
塩分濃度が低下してエメラルドグリーンの水色となり、魚の活性が落ちる。
・赤潮
プランクトンが異常繁殖して水色が赤く(プランクトンの色素によりオレンジ・茶褐色など)変色する現象。
プランクトンの酸素消費により魚が酸欠になるため、活性が落ちる。
・青潮
底層に沈殿した低酸素な海水が表層に浮上し、含まれる硫化物イオンが酸素に反応してエメラルドグリーン色に変色する現象。
特に東京湾は赤潮で死滅したプランクトンを底層のバクテリアが分解することで低酸素となり、強い北風が吹いた際に発生する。
酸欠や硫化水素の発生により、魚が死滅・移動したり活性が落ちる。
その他
・時合
朝マズメ、夕マズメや潮汐により魚の捕食スイッチが入り、ルアーへの反応が良くなるタイミング。
・アップ(ストリーム)
川や潮の流れにおける上流側のこと。
流れの上流側にルアーをキャストし、水流れに合わせてルアーをゆっくり泳がせる。
・ダウン(ストリーム)
川や潮の流れにおける上流側のこと。
流れの下流側にルアーをキャストし、ルアーに水を当てながらルアーを激しく泳がせる。
・クロス
川や潮の流れと直角方向(自分の真正面)のこと。
ルアーを投げる方向として、上流側からアップ>アップクロス>クロス>ダウンクロス>ダウンと呼ぶ。
トラブルに関する用語
・バックラッシュ
ベイトリールでキャスト時に、ラインの放出速度<スプールの回転速度となることで発生するライントラブル。
ナイロンやフロロラインに折れ跡がつくと強度低下を起こす。
・根がかり
ルアーが岩や枯れ木の隙間にスタック(挟まること)したり、ロープなどにフックが刺さったりすること。
ロッドで強くあおると破損の原因になるので注意する。
・バラシ
ファイト中、魚からフックが外れて魚に逃げられること。
ロッドを曲げこみ、ラインテンションを一定に保つことで予防できる。
・ラインブレイク
ファイト中に障害物などでラインを切られて魚に逃げられること。
魚の口にルアーが残ることになるため、獲りきれるラインセッティングやタックルを心掛けたい。
・ロスト
根がかりやラインブレイクにより、ルアーを紛失すること。
限定品や高級ルアーをロストすると、モチベーションが一気に消失する。
代表的なメーカー
総合釣り具メーカー(リールメーカー)
・シマノ
・ダイワ
・アブガルシア
・テイルウォーク
・プロックス
・タカミヤ
ロッドメーカー
・アピア
・メジャークラフト
・ヤマガブランクス
・パームス(旧:アングラーズリパブリック)
・フィッシュマン
・ツララ
・Gークラフト
・天龍
・ゼナック
・オリムピック
・アルファタックル
・テーパー&シェイプ
ルアーメーカー
・ラパラ
・デュオ
・メガバス
・アイマ(アムズデザイン)
・ブルーブルー
・ジャンププライズ
・コアマン
・邪道(バレーヒル)
・パズデザイン
・ラッキークラフト
・エバーグリーン
・マドネス
・マングローブスタジオ
・ガンクラフト
・ハルシオンシステム
・マルジン
・マリア
・ジャッカル
・一誠
・ブリーデン
・エコギア
・ジャズ
・ティクト
・オフト
・バークレイ
・スミス
・ティムコ
・ジャクソン
・ロデオクラフト
・ムカイ
・フォレスト
・ゼスタ
・バディーワークス
・バスディ
・イマカツ
・シャウト
ラインメーカー
・YGKよつあみ
・バリバス
・サンライン
・山豊テグス
・クレハ
・ユニチカ
・デュエル
フックメーカー
・がまかつ
・オーナー
・カツイチ
・デコイ
・ヴァンフック
・ハヤブサ
・ささめ針
フィッシングギアメーカー
・ドレス
・スタジオオーシャンマーク
・カハラジャパン
・リバレイRBB(双進)
・フォックスファイヤー
・リトルプレゼンツ
・リアス
・スノーピーク
・タレックス
・第一精工
・明邦化学
・ヘッジホッグスタジオ
・ゴメクサス
・リブレ